確かに、この地上で生きるのは束の間だが、そのわずかな時間は、少なくとも自分にとって楽しいものであるべきだ。
誰のものでもない、自分自身の人生なのだ。
自分のやりたいように生きることだ。
だって、あなたの人生はあなたのものなのだから。
あなたの人生の主役はあなた。
●「幸福」とは「才能」である
自主的な人間いなるためには、いくつかの常識化してしまった神話を捨て去る必要がある。
まず手始めに捨て去るべき神話は、「知能は読み書きや計算能力等で測定することができる」という神話だ。
この手の神話により、一種の知的偏重が助長され、ものの見方がが歪められる結果が生じる。
いわゆる知能を測定するためのよりいっそう確かなバロメーターは、1日1日を、そして、さらに1日のうちの一瞬一瞬を、効果的に幸せに生きているなら、そういう人こそ
「知的」だと言える。
確かに「問題の解決」は幸福になるために役立ちはするが、たとえある特殊な問題を解決する能力はなくとも、幸福な生き方を選ぶことはできる。
最低限、不幸を選ばないということをわきまえている人は知的だ。
自分の芽を摘む、「もうひとりの自分」をのさばらせないこと。